| あなたはどうすれば歯を抜かないですむでしょう? |
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私は電気関係から転職して歯科医学の勉強を始めて40年位になりますが、毎日治療すればする程、感じることがあります。 『もし、患者さんがもう少し歯についての知識を持っていたら、歯を切って差し歯にされたり、歯を抜いて入れ歯を入れられたりしないですむだろうに…。』ということです。生まれつき歯が無いのなら話はわかりますが、当然ながらみんな最初から歯がなかったわけではなく、もともとあった歯が後天的に無くなってしまうわけです。 長年治療をしていても、歯を失って、『どうして親から授かった大事な体の一部がなくなったのだろうか?』と疑問を感じる患者さんがほとんど見受けられません。 大抵の患者さんは歯を抜かれたり切られることには余り抵抗がないようです。しかし抜いた後の“入れ歯が高いか安いか” “保険がきくか、きかないか?”ということには強い関心があるようです。 “人間の体は物よりも大事”と学校でも教えます。人間の命は地球より重いという人もいます。“命は掛け替えのない大事な物だ。”という例えです。 では何故歯が悪くなり抜かれる(体の一部が無くなる)ことに関心を持たないのでしょう? 工場の生産ラインで不良品を作った場合、当然「何で不良品が出来たのか?」と大騒ぎになります。「たかが物、不良品を作ったところで人が死ぬわけではない、人生楽しく仕事が出来ればいいではないか。」などと言っていたら、会社は潰れてしまいます。 滑稽なことに、歯の無い人(口の中が不良品でいっぱいの人)が会社で品質管理をやっているわけです。なるほど日本の品質管理は優れており、車でもテレビでも、なんでもいい品物が出来ます。しかし作っている人の口の中を診るとぼろぼろで、QCサークル(quality control=品質管理)どころの問題ではないと感じることが多いのです。 更に可哀そうなのは一生懸命働いて気が付いたら寝たきり老人になってしまう人です。寝たきり老人には“歯が悪い” “歯が無い” “入れ歯があってもかめない”という人が多いです。(私は現在介護保険の審査委員をしており、そういう実例を多く目にします) 「元気を出して健康のために歩きましょう!」と言いたいところですが、ご飯がうまく食べられない人に元気に歩けというのは無理な話です。 では“歯を残し”ひいては“健康でいるため”にはどのような知識が必要なのでしょうか?ここから先は患者さんのレントゲンを見ながら詳しく説明いたします。 |
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医療法人社団オリエント 後藤歯科医院 院長 後藤 脩 |